はじめに

Hiroyuki Okamoto.jpg

郵船ロジスティクスは、グローバルに展開するサプライチェーン・ロジスティクス企業として、ESGを経営の中心に据え、当社らしい価値をステークホルダーの皆さまへ提供しています。また、社会課題解決に向けてさまざまな企業の架け橋となり協働することで、ステークホルダーならびに当社グループのサステナビリティの実現を目指します。

私たちは、グループ環境目標として掲げる「2050年までにお客様に提供する全サービスのネット・ゼロエミッション化」に向けて、温室効果ガス(GHG)排出量中期削減目標を設定し、2030年までに、GHG排出量を45%削減(2022年度比、Scope 1,2)することに取り組んでいます。そして、25,000人を超える当社グループ従業員の多様性を尊重し、平等な機会の下で働きやすい環境の提供に努めています。

e-commerceなど、世界的に旺盛な輸送需要を背景に、サプライチェーンはより複雑化し急拡大しています。一方で、商品の輸送に伴うGHG排出量も大幅に増加しています。

気候変動をはじめとする社会課題を解決するために、郵船ロジスティクスはお客様の戦略的パートナーとして、共通の課題に向き合ってきました。私たちは、持続可能なサプライチェーン・ロジスティクスサービスを提供し続けていくために、当社グループのサステナビリティに関する取り組みを詳細に開示しています。持続可能な社会の実現がますます重要になる中、今後も社会課題解決に対する説明責任を果たし、郵船ロジスティクスグループ一体となって、サステナビリティの実現に取り組んでまいります。

  • 郵船ロジスティクスグローバルマネジメント株式会社
    CEO 原田 浩起

  • マテリアリティスキャン

  • 持続可能な社会の実現に貢献するためには、郵船ロジスティクスの事業が環境や社会に与える影響を正しく理解し、私たちが提供する価値を最大化することが必要です。当社グループは、外部の専門家と共に、役員、従業員、お客様を対象に調査を実施し、マテリアリティの特定・評価を行っています。 マテリアリティの評価と特定におけるプロセスは2025年に開示を予定しています。
  • ESG

     

サステナビリティレポート

私たちは2024年9月に、当社グループのサステナビリティに関する取り組みをまとめた「郵船ロジスティクスグループサステナビリティレポート2024」を発表しました。これは、持続可能な未来に向けて、郵船ロジスティクスの取り組みとその成果を透明性を持ってステークホルダーの皆さまに共有するための重要なステップです。

サステナビリティレポートでは、環境、社会、ガバナンスにおける当社グループの取り組みをはじめ、成果や進捗について詳しく開示しています。特に喫緊の課題であるGHG排出量の削減、再生可能エネルギーの利用拡大や、従業員のエンゲージメント向上、コーポレートガバナンスの強化など、幅広い取り組みについて紹介しています。

また、今後の計画をはじめ、郵船ロジスティクスの持続可能な成長の道筋を示すロードマップを掲載しています。ステークホルダーの皆さまに、当社グループのビジョン実現に向けた取り組みをご理解いただく一助となれば幸いです。
 

サステナビリティレポート2024を閲覧する

アーカイブ

Sustainability report2024

持続可能なサプライチェーンの実現へ

サステナビリティを実現するためには、あらゆる国・地域が一体となって協力していくことが必要です。環境にやさしいサプライチェーンを構築することで、持続可能な成長に向けて一歩ずつ着実に歩を進めることができると信じています。

継続的な品質向上は、国際基準や規制に準拠したサービス品質を提供するための基盤です。