トラックから鉄道・内航船(フェリー・RORO船)へ
モーダルシフトで地球にやさしい輸送サービスを提供
モーダルシフトとは、トラックなど自動車を利用する貨物の輸送方法から、鉄道や内航船(フェリー・RORO船)などを利用した輸送方法に切り替えることです。温室効果ガス(Greenhouse Gas、以下GHG)排出量の削減につながるなど環境負荷の低減だけではなく、労働力不足や交通渋滞などさまざまな社会課題解決に向けて有効と期待されています。当社は、お客様のご要望に合わせて、鉄道、内航船を組み合わせたサービスをご提案します。
鉄道へのモーダルシフト
集荷先から納入先まで、長距離トラック輸送に替えて鉄道を利用した輸送を手配します。
内航船(フェリー・RORO船)へのモーダルシフト
集荷先から納入先まで、長距離トラック輸送に替えて内航船を利用した輸送を手配します。
2024年問題への対応
2024年4月1日施行の改善基準告示⁽*¹⁾によって、時間外労働の上限規制が自動車運転業務に従事する労働者を対象に適用され、トラックドライバーの拘束時間が短縮されました。ドライバー1人あたりの1日の最長走行距離がラウンド走行の場合は片道約300km(往復約600km)、ワンウェイ走行の場合は約630kmになります。物流体制の見直しが進む中、特に長距離輸送においてはモーダルシフトを推進することでBCP対策としても活用でき、お客様の選択の幅を広げます。
⁽*¹⁾自動車運転者の労働時間等の改善のための基準 https://driver-roudou-jikan.mhlw.go.jp/truck/notice
1日の最長走行距離の目安(東京・大井、大阪・南港起点)
※2024年4月1日以降
※直線距離ではなく、道路走行距離にて表示
片道約300km の目安
・東京大井~愛知県豊橋市/福島県福島市
・大阪南港~広島県東広島市/静岡県掛川市
片道約630km の目安
・東京大井~秋田市/兵庫県赤穂市
・大阪南港~福岡県筑紫野市/栃木県宇都宮市
環境問題への対応
日本政府は地球温暖化対策計画で、「2030年度までにGHG排出量46%削減(2013年度比)、2050年までにカーボンニュートラル実現」を掲げています。環境問題への関心が更に高まり、全世界でさまざまな対応が求められる中、GHG排出量が少なく環境負荷が小さいモーダルシフトは、地球にやさしい輸送を実現します。
以下グラフは鉄道へモーダルシフトした際のGHG排出量削減率⁽*²⁾を表したものです。鉄道走行距離が長いほど、GHG排出量の削減率は高くなります。
⁽*²⁾当社のGHG排出量計算システムe-Calculator(https://e-cal.yusen-logistics.com/)にて算出。電気発電時のGHG排出などを含むWTW (=Well To Wheel)における数値に基づく。当社で実際に手配した輸送実績を基に、鉄道、トラックそれぞれのGHG排出量から削減率を算出。